2012年1月6日金曜日

チャーハンのこと

私がまだ小学生で、兄が中学生の頃。
両親が不在で、お昼ご飯に兄がチャーハンを作ってくれることになりました。

元々料理が大好きで、張り切っている兄の横で、とりあえずウロウロしていました。
そして、いよいよ炒めるってなったとき、私はここぞとばかりに急いで冷蔵庫から冷やご飯を取り出したのですが、振り返ると、何と兄が炊飯器から炊きたてのご飯をフライパンに入れようとしているではありませんか!

お兄ちゃん、あかん、チャーハンは冷やごはんで作った方がパラパラするから!

必死で訴えたけど「何言ってんの、俺にまかせとけばバッチリや!」と自信満々だったので任せたら、結構べたべたなチャーハンになりました。

何が言いたいかと言うと、未だにあのことを恨みがましく(今となっては微笑ましく)思い出すのです。しつこいけど、鮮烈なイメージで記憶に刻まれました。
あの自信は何だったの、と。

兄は絶対に忘れているでしょう。
パラパラのチャーハン食べたい。